フルコンタクト空手をやるからには、威力のある技を使って、技ありや1本を取ってみたいですよね。
膝蹴りというのは、特に上段膝蹴りであれば、KO率が非常に高いですよね。
試合では無いですが、スパーリングで、膝蹴りをアバラに決められて、しばらく息ができなくなり、稽古終了後に車を運転して帰る時、アバラが痛すぎてハンドルが片手しか持てなくて、片手運転しかできず、ガードレールに激突しそうになったのは、良い思い出です。
フルコン空手の中でも、威力が最強と言われる膝蹴りについて解説していきたいと思います。
シニアの方や空手をやり始めの方で、試合に出て、膝蹴りを繰り出そうと思っている方限定ですので、それ以外の方や上級者の方は知っておられる内容ですので、読まれなくて良いですので、ご了承の程、宜しくお願い致します。
膝蹴りの5つのポイント
- ヒットさせる箇所は膝の内側
- 当てる直前にインパクト
- 顎を弾いて前に刺す
- 軸足のカカトを上げる(伸ばす最後の一押し)
- 蹴って戻す事
- ワンツーからの膝蹴り
- スパーリングで改善すること
それでは、詳細をお話していきますね。
1.ヒットさせる箇所は膝の内側
膝蹴りを当てる箇所は、いろんな箇所がありますので、どれが一番良いか分からない部分なのですが、私が一番しっくりくる箇所は、膝の内側に当てるのが一番しっくりきます。
お勧め動画がありますので、参考にどうぞ!
上記の動画のように、白蓮会館の福地先生も同じことを言われています。
膝の内側を当てる意識ですれば、自分の膝の皿頭が相手の肘に当たる確率も低くなり、ダメージがあまりなく、初戦、2回戦、3回戦と進むのに都合がよいですね。
壮年部でも大きい地方大会であれば、決勝が4回戦目というのがありますので、ダメージをいかに無くして決勝まで駆け上がるかが、優勝すには、とても大切になります。
2.当てる直前にインパクト
動画の解説では、奥足からの左膝蹴りで、サウスポーの構えですね。
オーソドックスの構えの方は、難しいかもしれませんね。
一般的に、私もよく注意されていたのですが、膝を相手に突き刺さずに、膝がカーブを描いて、上側に突き上げるパターンなんです。
膝を上側に突き上げると、力のベクトルが真上に行ってしまい、相手に力が100%伝わらずに効かせられません。
膝を上側に突き上げないで、相手に当てるには、『当てる直前に筋肉を固めてスピードを早くする意識』です。
これが、インパクトを意識するということですので、相手にダメージが伝わります。
3.顎を引いて前に刺す
顎を上げたままで、膝蹴りをしますと、後ろ重心になりすぎて膝の力のベクトルが、逃げてしまいます。
ですから、まず顎を引くことを意識して、膝を前に出すイメージで蹴ってみてください。
動画でも言っておりますが、後ろ重心だと相手の圧力に負けてしまい、どんどん来られてしまいますので、食い止めるということにもなりますので、顎を引きましょう。
4.軸足のカカトを上げる(伸ばす最後の一押し)
上の動画を確認してみてください。
極真会館の鈴木先生の動画ですが、この方は、体の動きを科学的に分析して、分かりやすく説明しており、非常にわかりやすいです。
文武両道を実践された方で、早稲田大学を卒業されており、動画のコメント返しも丁寧でスーパーマンですね。
軸足ですが、かかとを上げて最後のひと押しをねじ込んでください。
膝蹴りは、ヒットさせるだけでも、ダメージはありますが、最後押し込むことで更にダメージを与えることができます。
なかなか難しいですが、シャドーなどで、練習あるのみです。
5.蹴って戻す事
どの技にも言えることなのですが、蹴ったら戻すことを意識しましょう!
技を出しっぱなしだと、膝蹴りを出した後のフォローができませんし、相手に隙を与えてしまいます。
パンチであれば、突いたら引くですね。
膝蹴りでも同様に考えて、蹴った後、自分の意志でどの場所に戻すか考えて戻してみる練習が必要です。
これは、移動稽古や自主練でのシャドーで訓練するしか上達できないはず。
これをやらないと、フォローできずに相手にやられてしまいます。
常に相手に攻撃させない、打たせない、最悪でもカウンターと考えないといけません。
よくスパーリングで、サポーターを装着しますので、当てられても、そんなに痛くないですよね。
でもそれでは、だめだと。指導員に言われます。
相手にいかに打たせずに打つかが永遠のテーマであります。
6.ワンツーからの膝蹴り
膝蹴りの単発の攻撃であれば、よけられるか確率が高いです。
更に言えば、よけられ、カウンターが飛んできます。
ですから、コンビネーションを使って攻撃をした方が当たる確率も上がりますね。
いろんなパターンのコンビネーションがあると思いますが、まずは基本的なワンツーです。
ワンツーからの膝蹴りを極めてみてください。
イキあげやサンドバックなどまたは、シャドーなど、できる場所があればやってみてください。
そのなかで、膝蹴りがどうだっか、対人で稽古していたら、アドバイスを求めてみてください。
特に先輩であれば、もうたくさんというほど、言ってくれるはずですよ。
7.スパーリングで改善すること
上記の6までが済んだらじっせんですね。
実際にうまくできるかスパーリングでやってみてください。
課題が見つかるはずですので、その個所のカ改善ですね。
1ステップごとずつ確実に大人の階段を上っているはずですので、着実にやっていきましょう。
当然ながら、スパーリングですから、先輩や指導員の先生にも聞いて、アドバイスを求めるべきですね。
壮年部の方や習い始めた方で、試合で活かそうと思っている方が対象ですので、上級者の方は、知っておられる内容ですので、ご容赦ください。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
以下の通りのポイントを確認してみてください。
なかなか大変ですが、基本をつかんだら、スパーリングです実践して、改善するのが上達の早道です。
指導員の先生に必ずアドバイスを求めることをお勧めします。
押忍
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