フルコン空手の下段踵蹴り(ヴァレリーキック)のポイントを解説

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練習法

どうも、シニア空手家です。

先日、黒帯の先輩から、脛のローキック(スネロー)を太ももに決められて、2週間経っても痛みが引かない今日この頃です。

そんなフルコンタクト空手ですが、ローキック(出段回し蹴り)以外でも蹴り技がたくさんあるんです。

中段回し蹴りや・上段回し蹴りや膝蹴りやバックスピンキックやフグトルネードやカカト落とちや二段蹴りなど技のデパートです。

最近では、この技が流行って、みんなが取り組んでいる技があります。

下段カカト蹴り(ヴァレリーキック)と言います。

今回は、この技のポイントについてお話していきたいと思います。

壮年部の方や習い始めた方で、試合で活かそうと思っている方が対象ですので、上級者の方は、知っておられる内容ですので、ご容赦くださいませ。

最初に、ヴァレリーキック(下段カカト蹴り)を広めた、選手についてご紹介致しますね。

ヴァレリー・ディミトロフ選手について

名前:ヴァレリー・ディミトロフ(ブルガリア語:Валери Димитров / Valeri Dimitrov)
身長・体重:185㎝・85キロ
生年月日:1981年10月24日
所属:新極真会・ブルガリア支部
段位:四段
主な戦績
全ヨーロッパ大会2001, 2002, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009, 2010, 2011, 2012, 2013, 2014, 2015, 2016, 2017, 2018年 優勝
世界大会
第8回世界大会 第4位
第9回世界大会 第3位
第12回世界大会 第4位

素晴らしい戦績ですよね。

ヴァレリー選手については、DVDも発売されているほど、人気がありますし、あだ名がブルガリアの神童ですからね。

興味のある方はどうぞ! 

私も第12回世界大会の時に、観戦に行ったのですが、やはり、なにかオーラが出ていました。

新極真会の宝そのものですよね。

というのも、このヴァレリーキック(下段踵蹴り)は、新極真会の試合から出てきたものなのですが、今では極真会館の選手や他流派の白蓮会館の選手やその他のフルコンタクト空手では、普通に使われている技になっております。

それくらい、今や人気のある技の一つですね。

それでは、続いて、ポイントについてお話していきますね。

下段踵蹴り(ヴァレリーキック)の4つのポイント

  1. ミドルレンジ(パンチが当たる距離)で使う
  2. 足を引かないで上からカカトを落とす
  3. スパーリングで改善する
  4. 多種多様なヴァレリーキック

1.ミドルレンジ(パンチが当たる距離)で使う

接近戦での攻防時に有効な技でもあるのですが、パンチが当たる距離くらいから、狙うのが効果的です。

私の指導者の先生は、ジャンプしながら、奥足(相手の右足)を狙ってましたが、上級者はソン扱い方も可能でしょうが、まずは、ミドルレンジから確実に狙っていきましょう!

あとで、説明していくのですが、基本的に自分のカカトを相手の太ももに当てる攻撃です。

中段回し蹴りや上段回し蹴りのように膝を抱え込んでからの蹴りだすような軌道ではないですから、蹴り方自体は難しいものでは無いですかね。

また、相手のディフェンスもミドルキックを蹴られた場合、肘でガードできますし、上段回し蹴りであれば、手でガードできますが、このヴァレリーキックは、ディフェンス難しいです。

私の場合ですが、道場稽古のスパーリングで良く狙われて、当てられて太ももがボロボロです。

2.足を引かないで上からカカトを落とす

接近戦の場合でもミドルレンジでも足を相手の太もも付近に蹴りだし、それから、カカトを引くということをやってしまいがちですよね。

私もそうでした。

下段踵蹴り(ヴァレリーキック)は、上からカカトを落とすイメージです。

それも力まずに軽くで良いんですよね。

思いっきりカカトを当てるのではなくて、振り上げたカカトを降ろす感じ。

  

実際に軽く当てられても非常に効くんですよ。

練習時に、太ももに踵を落とされて、そのまま、我慢できずに悶絶したことがありますから。

ですから、力まずに上から落とすイメージで行きましょう!

3.スパーリングで実践

最初は、ミットやサンドバックで練習して、満を持して、スパーリングでトライです。

思うように太ももに当たらない事の方が多いハズ。

試合で勝つことが目標とするならば、スパーリングは、改善する場所ですので、当たる確率が上がる方法はどうんあものか、試行錯誤しながら改善あるのみですよね。

私の場合は、空振りもちろんですが、カカトを引いてしまったり、カカトを落とした瞬間に、ローキックのカウンターからワンツーパンチをされるし、もう悲惨です。

しかし、一歩ずつですが、進歩していくハズだと言い聞かせながらやっています。

4.多種多様なヴァレリーキック

ヴァレリーキックは、様々な応用編があるんです。

技術革新の世界は、工業分野だけではないですね。

空手界でもイノベーションが起こっています。

下記の動画は、極真空手の森先生が、紹介しておられる動画です。

私も動画を見て、参考にして、半身になって、横蹴り的下段踵蹴りをスパーリングでトライしましたが、全然当たらないし、笑われましたし、その後、あれは何だったんですか?と言われ恥ずかしい思いもしました。

実戦で使えるには、恐ろしいほど、何百回、もっとそれ以上練習しないと技は、習得できませんから、稽古しかありません!

まとめ

いかがだったでしょうか?

ミドルレンジ(パンチが当たる距離)で使うことを意識し、足を引かないで上からカカトを落とす。そして、スパーリングで改善して、応用が効くように多種多様なヴァレリーキックを練習するです。

技を習得するのはホント大変ですね。

私のようなシニアになると、体も言うこと聞きませんし。

と言い訳せずに、稽古あるのみです。

頑張っていきましょう!

押忍!

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