極真空手の稽古(基本・移動・その他)内容をシニア道場生が解説

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フルコンタクト空手

どうも、シニア空手家です。

稽古の日が近づくにつれて、ちょっと神経質になっております。

稽古で、ボコボコにされるかもしれません。

そんな思いで日々過ごしております。

今回は、フルコンタクト空手界の雄の極真空手の稽古の全貌を解説していきたいと思います。

フルコンタクト空手に興味のある方に読んでもらえれば嬉しいです!

極真空手の稽古内容

  1. 準備体操
  2. 基本稽古
  3. 移動稽古
  4. 型の稽古
  5. ミット打ち
  6. スパーリング
  7. イキアゲ
  8. 補強運動
  9. 腹叩き

それでは、詳細を説明していきますね。

1.準備体操

ストレッチを主体とした体操になります。

若い子は良いのですが、私のようなシニアになりますと、ストレッチを通して、体を呼び起こすと事をしないと稽古でにないので、柔軟派非常に大事ですよ。

足の指先や手の指先から、足首、膝、股関節、肩甲骨、首回りなど、全身運動で、いわゆるウォーミングアップですね。

柔軟運動は、ケガの予防のためでもありますし、空手の稽古に則した動きのための準備運動でもありますから、しっかりしないといけませんね。

2.基本稽古

基本稽古というくらいですから、空手のすべての基本ということになります。

1.突きの稽古
正拳中段突き:みぞおちを狙ってパンチです
上段突き:相手の顔の人中(鼻の下)を狙ってパンチです
正拳顎打ち:相手のアゴを狙ってパンチ
下突き:騎馬立ちになり相手のみぞおちを狙います
裏拳左右打ち:左右の相手の顔面を狙い手首のスナップを利かせて打ちます
裏拳脾臓打ち:後方の相手の脾臓を狙います
裏拳廻し打ち:スナップを利かせて顔面を狙います
2.受けの稽古
上段受け:自分の顔(上段)にくる攻撃を腕を上げて防ぎます
外受け:相手の攻撃を腰の回転で遠心力を使い腕を回し防ぎます
内受け:自分の正中線を狙った攻撃に対して内から腕を出して攻撃を払う
下段払い:相手が下段を狙った蹴りや突きを上から払い防ぐ
内受け下段払い:内受けと下段払いを同時に行い同時攻撃を防ぎます
3.手刀の稽古
手刀顔面打ち:手刀で顔面を狙います
手刀鎖骨打ちこみ:手刀で鎖骨を狙います
手刀内打ち:手刀で側頭(コメカミ)を狙います 
手刀脾臓打ち:手刀で脾臓を狙います

下記に参考動画ありますので、興味のある方はどうぞ。

4.足技
 
前蹴上げ:前屈立ちから足を高く振り上げる動作
膝蹴り:前屈立ちから膝蹴り  
前蹴り:ヒザのスナップを利かせて中足で相手のアゴを蹴る。
内廻し蹴り:足刀を作り、内から旋回させながら、足刀で相手のコメカミを蹴る。  
外廻し蹴り:足刀を作り、外から旋回させながら、親指の付け根からカカトまでの部分で相手のコメカミを蹴る
金的蹴り:スナップを効かせて金的を蹴る  
関節蹴り:相手のヒザを正面から、内外の靭帯を蹴る
横蹴上げ:足刀を作り、ヒザを曲げずに横に大きく振り上げる  
横蹴り:体の横でヒザを抱えるようにして上げ、横に振り上げ、相手のアゴを蹴る  
後ろ蹴り:後方を肩越しに見て蹴り足を抱え蹴りを出しカカトで相手のアゴを蹴る
回し蹴り:軸足を返しながら抱えたヒザが自分の正中線にきたらヒザを伸ばし、相手の顔面を蹴る

基本稽古で一つの技で20回くらい技を出しますから、基本稽古が終われば、もうヘトヘトになります。

準備運動から基本稽古までで、20~30分くらい要します。

足技をやる前に【各自・柔軟】と言って各々が3分くらい足のストレッチを行います。

この時に指導員の先生からの雑談があるのですが、これが楽しみででもあります。

空手の事や格闘技の話から全然関係ないジャンルの話まで幅広いです。

3.移動稽古

移動しながらの突き(パンチ)や蹴りの練習をします。

組手立ち(組手の時の構え)か前屈立ちかどちらかの構えで行いますが、前屈立ちであれば、腰を低く保たないといけないですから、太ももがプルプルになりますね。

もちろん翌日・翌々日は筋肉痛です。

移動稽古も基本稽古も基礎を疎かにしていると、試合では勝てないんです。

基本ができてからの応用ですから、まずは基本をしっかりやらないといけないと指導員の先生がいつも言われてます。

移動稽古では基本的なことはもちろんなのですが、一番気を付けないといけないことは、引くことです。

上段回し蹴りや前蹴りもそうですし、突きもそうですが、技を出したら引かないと、体勢が安定しません。

体勢が安定しないと次の攻撃に対して時間がかかりますし、相手にも付け込まれるので、技を出したら引くことがポイントですね。

これは、上級者なら知っているよ!という部分ですが、私のようなシニアでは、なかなかできないなんですよね。

4.型の稽古

型とは一人組手とも言いますが、架空の相手を作り、どのように対戦するのか実戦するものです。

型がキレイな方は、組手も強いんですよね。

型は、帯の色によって、難易度が増しますので、帯毎に稽古します。

基本的な、太極1とかは皆でやりますが、難易度が上がるにつれて、帯の若い道場生は見学になります。

または、青帯・黄色帯が一つのグループで茶帯や黒帯がもう一つのグループで交代で型の稽古をやって指導員の先生にアドバイスをもらうパターンもあります。

下の動画は型の動画ですが、私のような型が苦手な人間にはとても参考になります。

5.ミット打ち

ミット稽古は、二人一組でチームを組み、一人が空手用のミットやサンドバックを持ち、もう一人がパンチや蹴りを打ち込む練習です。

ミットを使用する場合は、パンチの練習や蹴りの練習になります。

パンチ(突き)では、ジャブ・ストレート・下突きなどですが、組手用の胸パン(胸にパンチ)なども練習します。

蹴りの場合は、膝蹴り・前蹴り・ミドルキックなどやりますが、時々階段蹴りと言って、ミドルキックを1回・2回連打・3回連打・4回連打・5回連打・5回連打・4回連打・3回連打・2回連打・1回と左右のミドルキックを行います。

もうシニアにはキツイです。

6.スパーリング

スパーリングとは、防具をつけて試合形式で打ち合い&ディフェンスを鍛錬する稽古です。

50%くらいの力で相手と向き合うのですが、中にはスイッチが入って本気で攻撃してくる先輩がいるんです。

上級者は、スパーリングをするときは手加減してくれますが、レベルが違いすぎて、やられちゃいます。

やられると痛いんですがkの稽古が一番スカッと気分爽快になれるんですよね。

だいたいですが、道場生が自分を含めて6人いたら、自分以外の5人と対戦します。

2分×5セットです。

人数が少ない時は、2周することもありますから、セット数は、その日の道場生の人数によりますね。

指導員の先生は、一緒にスパーリングするときもありますし、タイマー係をしながらアドバイスをかけたりすることもあります。

次は一番過酷な稽古と言っても良いくらい厳しい練習です。

7.ビックミット(イキアゲ)

ビックミットを使っての稽古になります。

2分×2セットでビックミットを持ってもらって、突きや蹴りを叩きこみます。

動画を見てもらえれば、分かり易いですので興味のある方はどうぞ!

別名:イキアゲ(息が上がるので)と言います。

これは、超ハードですよ。

全国大会に出るような上級者は、3分・2分・2分とかやりますから怖すぎます。

私は1.5分・1分ですが、それでもしんどすぎて、終わった後は腑抜けになってしまいますね。

スタミナ力が養われます。

シニアの試合では、スタミナがある方が断然有利ですから、この稽古は必須ですが、出来れば避けて通りたい稽古の一つです。

8.補強運動

補強運動は、腹筋・背筋・スクワットなどです。

うちの道場の最近の補強運動トレンドは、腹筋です。

寝っ転がり椅子にふくらはぎをおき、パートナーにふくらはぎがのっかっている、椅子にすわってもらい、50回で交代しながら、3セットです。

超キツイですね。

あと、プランク2分を2セットしたりもしますね。

9.腹叩き

総仕上げの腹叩きです。

お互いのお腹を殴り合うんです。

掛け声をしながら、10回を2セットです。

コツは強い選手とやることですかね。

特に若手とやれば、強いパンチがもらえるし、こっちも強いパンチが打てるし。

ここまでやれば、フルコースです。

もう、昨日の自分とは段違いに強くなれたに違いない!

まとめ

いかがだったでしょうか?

空手の稽古は、いろんな種類の稽古があるのが分かって頂けたでしょうか。

準備体操⇒>基本稽古⇒移動稽古⇒型の稽古⇒ミット打ち⇒スパーリング⇒イキアゲ⇒補強運動⇒腹叩き

だいたい、全部の稽古終了までに1.5~2時間くらいかかりますかね。

しんどいですが、良い汗をかきますし、気分爽快ですし、昨日の自分より強くなれますよ。

興味のある方は是非、お近くの極真カラテ道場へGO!

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