50代を前にして、空手を始め、家族から冷ややかな目でみられている、空手バカです。
空手の稽古で汗を流すと、ホントにストレス発散しますよ。
空手ですっきり日頃のイヤなことを忘れたいために、空手にどんな流派があるのか、どんな特徴があるのか、先輩に聞いたり、違う流派の友達に聞いたりして、調べてみました。
この記事をご覧になってるということは、空手を習いたいとか、興味がある方ですよね。
どの流派にしようか迷ってるかもしれませんね。参考になれば幸いです。
まず最初に、空手の大まかなカテゴリー分けについてお話しますね。
空手流派の大きな特徴
空手には、大きく分けて二つの流派があります。
フルコンタクト空手とノンコンタクト空手です。
それでは、説明しますね。
ノンコンタクト・空手
ノンコンタクトとは、読んで字のごとくなのですが、コンタクトしない、体に当てない寸止め空手で、蹴りや突きは、相手に当てないルールです。
でも実際は当てるんですが、そのあと、当てた腕を引く動作が必要なんですよね。
寸止め空手は、伝統空手とも言い、その中でも4大流派が有名です。
フルコンタクト・空手
ノンコンタクトとは違い、直接突きや蹴りを相手に入れる直接打撃制の空手です。
練習でももちろんガチンコで痛いんですが、試合になれば、本気ですから、1ヶ月くらい痛みが続く時があるんですよね。
空手流派の大きな特徴と流派一覧(主なものだけを記載)
フルコンタクト | ノンコンタクト |
極真会館 | 和道流 |
白蓮会館 | 剛柔流 |
正道会館 | 松濤館流 |
芦原会館 | 糸東流 |
円心会館 | 錬武会 |
佐藤塾 | 本部流 |
勇志会 | 糸洲流(会) |
士道館 | 神道自然流 |
新極真会 | 泊親会 |
それぞれの流派の特徴は、次から詳しく説明しますね。
ノンコンタクト空手の4大流派を説明しますね。
ノンコンタクト空手の流派
- 和道流
- 剛柔流
- 糸東流
- 松濤館流
- 日本空手道糸洲会
- 神道自然流(しんどうじねんりゅう)
和道流
基本的に、型が素晴らしくカッコよくて綺麗です。ノンコンタクト空手の共通部分なのですが、型がイキイキとしています。
私の所属している空手団体は、フルコンタクト流派です。
型はフルコンタクト派にもあるのですが、ノンコンタクト空手の型は恐ろしくキレイです。
また、和道流は、4大流派のひとつの松涛館空手と柔術が合体されてつくられて空手なんですね。
投技・足技・受け身などの柔道に似た技が多いのが特徴です。
大外刈りみたいな技も飛び出しますし、もはや柔道&空手の融合といった感じです。
柔道も興味がある人はおススメですね。
費用について
剛柔流
特徴としては、型が非常にきれいで、型に重点を置いてる感じがします。
対人稽古は、あまり無くて、とにかく型、型、型です。
型も受け技で構成されている部分が多いです。
型は、一人組手とも言いまして、相手を想定した技を出すためにはという発想から生まれたものでありますから、型が上手い選手は、試合(組手)でも実際強い選手が多いですね。
守りを基本としており、払いや受けに強みがあり、近い間合いからの攻撃が多いです。
費用について
月謝 一般館員 9,000円 ・ 8,000円(60歳以上)
少年館員 8,000円
家族館員 12,000円(2名) ・ 16,000円(3名以上)
糸東流
突きや蹴り技だけでなく、投げや逆技などもある、まさに総合格闘技ですね。
また、型が50くらいあり、四大流派の中では一番型の種類が豊富です。
基本的には、組手のときの引き手の高さが、剛柔流は胸ですが、糸東流は脇腹です。
組手については、他の流派と比べて間合いが遠く、動きが軽やかで華麗です。
棒術を取り入れるいて、肉体鍛錬と精神教育がを大切にしている。
型と組み手を体系的に結び付けていて、型も素晴らしくキレイです。
以前、糸東流をやっていた方がうちの道場(フルコンタクト空手)へ入門しておりましたが、1年くらいで、初段を取られたと言っており驚愕しました。
費用について
松濤館流
組手で、フルコンタクト系では普通にあるのですが、いわゆる寸止め空手では、「一本ルール」がありません。
ですが、松濤館流の組手では、一本ルールがあります。遠い距離から、直線的に打ち込んでいくのが松涛館らしい特徴だと言われています。
私の(フルコンタクト)空手で茶帯の先輩がいますが、かなり昔に松濤館流で初段までなられて、極真空手をやられております。
先輩曰く、『フルコンと伝統派のパンチは全然違う』と言います。
フルコンの方が痛いそうです。
ですが、総合格闘技で活躍されている堀口恭司選手は、まさかの『松涛館流』なんですよね。
作新学院高校でも空手をやられていたそうです。
ということは、伝統派空手をバックボーンに持った選手でも十分実績があるいということですから、おそるべし伝統派空手ですよね。
費用について
上記で説明させて頂いた和道流・剛柔流・糸東流・松濤館流がノンコンタクト空手の4大流派です。
次に4大流派以外のノンコンタクト空手の流派についても説明をしますね。
日本空手道糸洲会
「首里手・糸洲派」と「那覇手・東恩納派」両派の技術体系の特徴を摂取し、創流されたのが糸東流である。
世界20か国以上に支部を置く大きな流派で、型と組み手を基本として、組手試合は、寸止めで、プロテクターを着けて行います。
神道自然流(しんどうじねんりゅう)
創始者の小西師範は、合気道を習得され、柔術と空手の融合と言われていてます。
神道自然流は日本空手道良武会として国内15支部・海外にも15カ国に支部が存在し活動しています。
youtubeで演武を見ましたが、途中で腕をとり、ねじあげ、イタタタタとタップアウトしています。
見る限りでは、柔術の要素も入ってます。
次にフルコンタクト空手についての流派について説明いたしますね。
フルコンタクト空手
- 極真会館
- 新極真会
- 白蓮会館
- 芦原会館
- 佐藤塾
- 正道会館
それでは、詳細を説明しますね。
極真会館
極真会館の巨大流派のひとつで、松井章圭氏が代表を務める。
私は、松井章圭さんには、会ったことは、ないですが、自叙伝の本を読みました。
カッコ良くて、リスペクトしておりました。
私の友達で、世界大会強化選手に選ばれて、松井さんと一緒に稽古をしたんだそうですが、やはり、『かっこよすぎ』と言ってました。
稽古については、基本稽古⇒移動稽古⇒型の練習⇒約束組手⇒スパーリングなどで、稽古終わりは、自主練も道場によっては行います。
フルコンタクト空手ですから、基本的に稽古でケガはつきものですね。
手加減をしてくれますけど、風呂に入るときに、『うわ!また、やられたわ!』と自分のアザを見ることでしょう!
費用について
月謝 各支部、各道場により月謝が異なります。
新極真会
極真会館のもうひとつの巨大流派で、緑健児氏が代表を務めています。
メディアの露出が多く、長渕剛さんも所属しており、『新極真会』に歌を提供したり、試合会場にも現れたりしており、また、世界大会などは、テレビ東京で放映されるなど、メディア戦略に長けている感はあります。
練習は、基本重視で、極真会館と同じで、基本稽古⇒移動稽古⇒型の練習⇒約束組手⇒スパーリングなどを行います。
組手などの試合は、年齢・体重・キャリア(帯の色)などで細分化され、地方大会から全国大会まで、幅広く網羅されております。
少年から、学生、一般、壮年まで目標を試合へのモチベーションを維持できる環境つくりがなされている。
少年部には、礼節をキチンと指導されていますし、指導員の先生は、人格もすばらしい方が多いです。
費用について
少年部・女子部:4,320円~6,480円
中学生・高校生:6,480円~7,560円
一般部:6,480円~8,640円
月謝 各支部、各道場により月謝が異なります。
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