空手には、いろいろ流派があるのですが、ノンコンタクト空手、寸止め空手、伝統派空手、この3つの空手とは同じ種類の空手なんです。
この記事を読まれているという事は、伝統派空手に興味を持っておられる方や、自分か家族の方が伝統派空手の道場に入門されたということでしょうかね。
私も、恥じらいも無く、50歳前から空手道場に入門し、5年以上経っております。
家族が引くくらい空手に熱中している、シニア空手家です。
今回は、空手の中のカテゴリーである、伝統派空手について、解説していきたいと思います。
最初に伝統派空手の4大空手流派を説明する前に、伝統派空手ってナニというところからお話ししますね。
伝統派空手は、ノンコンタクト空手又は寸止め空手とも言いまして、突きや蹴りなどの攻撃は、試合相手に当ててはいけないルールなんです。
実際は、不可抗力で当てるでは無くて当たるんですが、当たった後に、フォローとして、腕を引く動作が必須なんですね。
伝統派空手の4大流派
- 剛柔流
- 和道流
- 糸東流
- 松涛館流
それでは、詳細をお話していきますね。
1.剛柔流
特徴
ディフェンス面に優れ、接近戦での払いや受けが確立されている
私の感想:剛柔流とえいば、フルコンタクト空手、極真空手の礎を築いた故大山総裁が稽古をしていたということで、素晴らしい流派と感じております。
剛柔流は、沖縄(琉球)空手の那覇手を代表する流派で、名前の通り、剛と柔の使い分けを駆使します。
剛の攻撃と円運動の柔のディフェンスで制するというもの。
流祖宮城先生の遺訓「人に打たれず人打たず、事なきをもととするなり」
けんかをしてはいけないという哲学なんですね。
素晴らしいです。
極真空手では、売られた喧嘩は買うんだよの精神ですから、違いますね。(冗談です(笑))
動画ですが、ほんとに寸止めしているの?というくらいにガチンコですね。
防具があるとはいえ、顔面攻撃は正直怖いですね。
2.和道流
特徴
流し突き(カウンターを避けながら、中心をずらした攻撃)がある。
私の感想:試合では、ないかも知れませんが、ディフェンスしてからの攻撃はまさに柔術ですね。
ジャッキー・チェンのカンフー映画に様な感じにもみえます。
柔術要素があるというのが、かなりの長所ですよね。
柔術と言えば、ヒクソン・グレイシーですが、空手は打撃制ですが、それに柔術がプラスされているというポイントが強いところですね。
3.糸東流
特徴
足払いが技にあり、相手を足払いでこかした後に上から攻撃があります。
投げ技もあるので、総合格闘技の雰囲気もあります。
相手と戦う空手ではなく、防御の空手です。
私の感想:私の知り合いで糸東流の有段者がいます。
体重は軽いのですが、パンチがとても強く、重心も低くて形(型)が綺麗なんです。
伝統派空手OBでフルコン空手を稽古している人は時々見かけるのですが、型が綺麗で組手も強いですね。
4.松涛館流
特徴
直線的で伸び伸びとしており、腰を低くする事によって足腰の鍛錬も出来る。
私の感想:松濤館流の動きは、攻撃は矢の様に直線的で早くて、ダイナミックですね。
遠間からの一撃に賭けるような感じがしますけど、対刃物想定のために遠い間合いでの攻防でしか選択せざるおえないので、スナイパーライフルみたいに突き込みするとか。
動きが鋭いので憧れますよね。
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まとめ
いかがだったでしょうか?
伝統派空手と言っても、内容は様々で、いろいろ流派特色がありますね。
直線的なダイナミック動きのある松濤館流、体をバキバキに肉体改造して鍛える剛柔流、柔術のある和道流、防御の空手の糸東流などの伝統派空手。
もっと早くに出会いたかったですね。
皆様は、是非興味がおありであれば、近所の道場見学に行かれることをおすすめします。
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