空手が大好きなシニア空手家です。
自分が稽古している道場に名前が覚えられないくらい、子供たち(小学生)が稽古をしております。
約30人くらいいるのですが、親御さんたちは、稽古が終わるまで、暑い時も寒い時も雨の時も風邪の時も子供たちの稽古を黙って見守り時には、スマホでスパーリング姿を撮ったりしています。
そんな親御さんには、子供たちに空手を習ってどのようになってほしいのか、いろんな理由がありますよね。。
道場に来られて熱心に見学している子供の親御さんと話をすると、空手を習わせる理由は、肉体的にも精神的にも強い子になってほしいという理由が一番多いですかね。
他には、親御さん自身が空手の経験者だったり、格闘技に興味があるから自分が出来なかったから子供に習わせるとかの理由がありましたね。
今回は、子供の時に空手を習っていたらどんな効果があるのかお話していきますね。
空手を習わせようとしている親御さん必見となっております。
それでは、最初に子供が空手を習うメリットを説明していきますね。
子供が空手をやるメリットとは
- 礼儀作法ができる
- メキメキ体力がつく
- 負けん気の強い性格になる
- 努力することの尊さを学べる
- 忍耐力がつく
- 精神的に強くなる
- 反骨心が身につく
- 特技として自慢できる
- ストレス発散になる
- 学校以外の友達が増える
- 人の痛みを知ることができる
それでは詳細を説明していきますね。
1.礼儀作法が身につく
体育会系に属していた方なら分かり易いと思うのですが、道場では先輩・後輩の上下関係が存在するんですよね。
各道場によりますが、子供(小学生)の場合は、指導員の先生には、必ず挨拶『押忍!と言い腕で十字を切る』をしなければなりません。(すべての空手の流派に限った話ではございませんのでご了承ください)
道場と着替えする場所が違えば、道場へ入るときは『押忍!』と言い腕で十字を切って入場です。
礼儀は、指導員の先生に叩きこまれるはずですよ。
逆に指導員の先生がそこまで、厳しくなかったら、ぬるい道場とという事になるでしょう。
2.メキメキ体力がつく
道場にもよりますが、稽古は、週2回で1回が1時間30分くらいだとおもいますが、キツイ稽古になるはずです。
柔軟体操⇒基本稽古⇒移動稽古⇒型の稽古又は基礎体力運動⇒スパーリングと小学生でも密度の濃い稽古ですからついていくのもしんどいハズですね。
特に夏場の稽古は、しんどくて吐きそうになるくらい追い込まれるときがありますよ。
子供たちの稽古は、そこまではしないでしょうが、キツイ稽古なのは、間違いないです。
約半年、休まずに稽古を続けるとメキメキと体力が付くはずですよ。
同い年のスポーツしてない子よりは、確実に体力的に勝っているハズですね。
実際に道場生の子供たちに訊きましたが、運動会の徒競走で1番になったり、学校でなくて、市が主催するマラソン大会にエントリーして、入賞するなど、持久力もアップするんでしょうね。(個人差はありますよ)
3.勝負にこだわる性格(いい意味で負けず嫌い)
空手は武道ですから、当然ながら勝ち負けはありますよね。
ですから、自ずと勝ちにはこだわりますよね。
県大会などの試合の時に、師範が『勝ちにこだわれ!』と毎回言われるんですよね。
やはり、真剣勝負ですから勝ちにはこだわりますし、稽古時でも、負けるなと指導していますから。
道場にもよりますが、勝負にこだわらない稽古は無いでしょう!
試合でも負けて悔し涙をしているお子さんをたくさん見ますし、その涙が次回の試合への活力になるはずですから。
因みに大人でも泣いている選手がいます。
流石に、見ている方が恥ずかしいのですが、気持ちは分からないでもないですから。
4.努力することがカッコイイと感じる
これだけは自信を持って言えますが、稽古は嘘をつきません!
練習すればするほど、確実に強くなれるはずです!
稽古や練習する上での努力ですから、努力をすればするほど、その意味が分かってきます。
私の場合ですが、2年くらい稽古してやっと試合で勝てるようになりました。
努力は裏切らないことを身をもって感じました。
子供たちも、まじめに努力をすれば、力が付いて強くなることを学んでくれるはずですよ。
稽古する側のサポートは当然ですが、親御さんのフォローも必要不可欠ですね。
現在の稽古は、昔と違い、怒る稽古では無くて、『褒めること』を重点に置いて指導・稽古をしている傾向があります。(道場にもよりますが)
空手が嫌いな子供たちは辞めていきますし、残っている子供たちは空手好きが多く、嫌々稽古している子はあんまりいないと思いますよ。
5.忍耐力がつく
フルコンタクト空手の稽古では、相手に対して殴りますし、殴られるましよね。
ノンコンタクト空手でも、当たる瞬間は引くことになってますが、実際は当たるので、痛いです。
殴られる方は、当然痛いしですし、殴る方も当たり所によっては、痛いですから、どちらにしても耐えなければなりません。
指導では、稽古中には、『しんどい顔やキツイ顔』をしないように指導しますし、壁に寄りかかってはイケないなど、相手に弱いところを見られてはいけないんです。
弱点をさらけ出すとその時点で、負けです。
試合終了です。
難しいことですが、稽古時は痛くても、痛いと言わず、キツくても、キツイ表情をしてはいけないんです。
このようなことは、日常生活ではなかなか養われませんよね。
このような稽古を通して、忍耐強くなるんですよね。
私も、先日、稽古終了後の自主練で指導員の先生に、1分間のミット打ちを交代して行ったのですが、3セットで終わりのはずが、先生の号令で4セット目に突入です。
思わず、イヤなりあいくしょんをしてしまったのですが、先生曰く『稽古量が多くなるんだから、儲けたと思わないと!やったー!と喜ばないと』と諭されました。
いやあ、クレイジーな世界かもしれません。
感覚がマヒしているかもですが、『押忍!』の世界なんですよね。
忍耐力が付かないハズがありません!
6.精神的に強くなる
小さいころから空手をやっていると、精神力が自ずと身に付くものと私は感じております。
空手で培われる精神力というのは、『逃げない力』です。
子供時代、学生時代、社会人時代、30代、40代になってからも、いろんなことがあるはず。
良いことばかりでなくて、むしろ嫌なことの方が多いのが人生。
『逃げない力』が養われていると、余裕ができるハズです。
これは、小さいころからの鍛錬と継続した時間に比例関係ですよ。
小学生から空手を習い始めても、だいたい中学受験の時に辞めるパターンが多いのですが、もったいないです。
世界大会に優勝することを目標にしなくても、『人生修行』という意味合いで感じ取ってもらえれば、今後の人生にプラスになるハズです。
私は大人になってから始めたので勿体無かったです。
子供時代からやっていれば、現状の自分ではないことは間違いないですし、違った人生を歩んでるかもしれないと考えます。
別にお金持ちになるとかそういう事では無くて、何かの心の支えになるというか、そんな力が身に付くではないでしょうか。
7.反骨心が身に付く
社会人になってつくづく実感するのは、反骨心が必要だと。
会社の若手を見ても、怒られてもへらへらしていて、『別に』みたいな感じで、自分の事なのに他人事。
やはり、怒られたりしたら、『なにくそ!』と思って更に頑張ってほしいですね。
この反骨心は、生まれた時から備わっているというよりも、子供時代の多感な時にどうのように過ごすかで身に付くのかなと。
空手を通して、勝つ・負けるを通して、次はやってやると胸に秘めることが、人生の中では必要なのかと感じます。
空手だけが身に付くというお話ではありませんが、スポーツなどのツライ稽古(練習)や試合を通して身に付くのでしょう。
8.特技として自慢できる
親御さんからしたら、??かもしれませんが、子供からすれば、この特技は重要ですよ。
普通の人(大人も子供も含めて)は、パンチの握りも知らないですし、腰を入れて打つ仕方も知らないですからね。
最近の子供はケンカするのかしないのか分かりませんが、空手をしている時点で、かなりのアドバンテージがありますよね。
喧嘩することはイケない事ですけど、相手からしたら、ヤバイと思うかもしれません。
1つの特技ですから、卓球している人は卓球が上手いですし、バスケをしている人はバスケが上手いですし、空手をしている人は、パンチの仕方やキックの仕方が普通の人より上手いですね。
上手いことは自慢できますから。
9.ストレス発散になる
大人は当然ですが、子供にとってもストレスはあるもの。
勉強から逃れたいプレッシャーや親から言われるプレッシャーなどストレスですよね。
そんなときも、空手の時はすっかり忘れられるはず。
しっかり稽古して、汗をかいて、ミットに向かってパンチしたりキックしたり、これでストレスなんか吹っ飛ばせです。
大人でも気持ち良いですから子供も爽快な気分になってストレス発散できますよ。
10.学校以外の友達が増える
道場生は、いろんな学校から来ますから、学校以外のたくさんの友達ができますね。
また、出稽古、試合、合宿などで友達ができるきっかけがあります。
自分が稽古している道場で、友達、違う道場で友達、試合会場で会う県外の友達などたくさんの友達ができるはず。
そのためには一生懸命稽古して、試合や合宿に参加しないとダメですよね。
是非頑張って下さい!
11.人の痛みを知ることができる
相手に対して、ガチンコで殴ったり、蹴ったりするので、痛いですよね。
当然ながら、自分もやられる立場ですので、やられる方の受けとめ方が分かるハズなんです。
ですから、人の痛みが分かるからこそ、空手以外でむやみに暴力をふるう事の恐ろしさややられる方の立場も分かるので人の痛みも理解できることでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
が思うには、空手をやるメリットは、11個もあるんですね。
体力も身について、忍耐力も身に付き、精神的にも強くなれる。
こんな良いことはありませんよね。
ただし、継続して稽古しなければなりません。
そこが一番難しいところですね。
もちろん、費用は安くないですから、継続するのは、難しいかもしれません。
それ以上に子供さんのプラスになることは多いと思いますよ。
もし、私に孫が出来たら、習わせたいぐらいです。
強い人間になれると私は確信していますので、空手に興味があるのでしたら、選択肢の一つに選んでいただければ幸いです!
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