空手の帯の色は何色?各流派の帯色をシニア空手家が徹底解説

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色帯について

初めての試合で自分より格上のの帯だったら、チョッビビりませんか。

私は、青帯ですから、試合相手が、茶帯とか黒帯だったら、もう戦意喪失です。

先輩は、『気にするな。勝てるよ!』とか言いますが、帯の色が格上なので負けても仕方ないと納得したりしています。

それくらい、帯の色って空手家にとっては需要なんですよね。

今回は、帯の色と等級についてお話ししたいと思います。

それでは、最初に極真カラテの各流派の帯色についてお話ししますね。

極真空手の流派の帯色について

極真会館系列の流派は、たくさんありますが、極真館だけ色と等級が違うんです。

いろんな帯色がありすぎて混乱しますね。

帯色が上がるほど技術的も精神的にも向上されますので、初段の方で落ち着きのない方に出会ったことがありません。

新極真会・極真会館・世界総極真 極真館
白帯 無級 白帯 無級
オレンジ帯 10級 オレンジ色帯 10級
オレンジ帯に一本線 9級 あずき色帯 9級
青帯 8級 水色帯 8級
青帯に一本線 7級 青色帯 7級
黄帯 6級 黄色帯 6級
黄帯に一本線 5級 藤色帯 5級
緑帯 4級 黄緑色帯 4級
緑帯に一本線 3級 緑色帯 3級
茶帯 2級 茶色帯 2級
茶帯に一本線 1級 茶色帯に銀の線入り 1級
黒帯に一本線 初段 黒帯に金の線入り 初段

次に極真以外の流派についてですね。

極真空手以外のフルコンタクト系空手の帯色について

正道会館は、5級からですね。でも早く初段になれるわけではないですよ。

極真会館から独立した芦原会館から派生したのが正道会館ですが5級からとは変わってますね。

実は帯の色には意味があるんですよ。その意味を説明していきますね~

白帯(無級)を締めます。そして、4級は黄帯、3級は青帯、2級は緑帯、1級は茶帯と昇級するにつれて変わっていき初段から黒帯になります。黒帯には段位によって金線が入ります。

芦原会館 大道塾 正道会館 白蓮会館
帯の色 帯の色 帯の色 帯の色
無級 白帯 無級 白帯
10級 オレンジ帯 10級 紫帯
9級 オレンジ帯 9級 紫帯
8級 青帯 8級 青帯
7級 青帯 7級 青帯
6級 黄帯 6級 黄帯
5級 黄帯 5級 黄帯 5級 白帯 無級 白帯
4級 緑帯 4級 緑帯 4級 黄帯 4級 黄帯
3級 緑帯 3級 緑帯 3級 青帯 3級 青帯
2級 茶帯 2級 茶帯 2級 2級 緑帯
1級 茶帯 1級 茶帯 1級 茶帯 1級 茶帯
初段 黒帯 初段 黒帯 初段 黒帯 初段 黒帯

それでは、次に帯の色の意味についてお話ししますね。

空手の帯の色の意味とは

基本的には帯色には以下の色があります

  • 白帯

  • オレンジ帯

  • 青帯

  • 黄帯

  • 緑帯

  • 茶帯

  • 黒帯

白帯から説明していきますね。

白帯について

白色の意味は、まさに、まっしろ!まっさらな状態で、清々しいイメージで、悪心がないという意味です。

白帯の時期が一番キツイです。

帯上の先輩とスパーリングで、痛い目に合って、ケガして辞める時期も白帯が多いですね。

自分もめっちゃやられました。

黒帯の先輩で、歳はそんなに変わらない、おじさんなのですが、新しい道場生が入ると舐められていけないと思うのか、潰しにかかるんですよね。

僕は耐えましたが、それで来なくなった道場生は片手ではきかないです。(笑)

オレンジ帯について

太陽の色で、やる気がみなぎり早く試合がしたい時期ですね。

ちょっと慣れたので、空手が楽しくなる時期ですが、技術・体力的には、先輩にはまだまだなので、皆に可愛がられますね。

青帯について

青は水の意味で流れる水のように柔軟な動きを目標として稽古しなさいという意味です。

青帯は少し自信がつく時期で、試合も出るし、黒帯目指して、空手を続けて行こうと思う時期ですね。

『早く審査を受けて上を目指せよ!』と発破をかけられる時期でもあります。

黄帯について

この黄帯は、派手な色で、目立つのですが、薄い色なので、初心に戻る的な意味もあります。

黄帯は派手ですから、早く昇級して緑帯になりたいと思う時期ですね。

黄帯の時期は皆、早く脱出したいと口をそろえて言ってました。

スパーリングに関して言えば、黄帯の方とやるとガチで来ますので、油断できないスパーになりますよ。

緑帯について

自然や大地や森をイメージした色で、精神的な余裕が出てきますね。

攻撃力・防御力などの技術力が上達してくる時期ですので、後輩にアドバイスや時には、指導もお願いされる場面も増えてきます。

早く、茶帯になりたいと思う時期なんですよね。

茶帯について

茶色は、土の色で空手家としての土台が出てくるという意味で、道場の中では準指導員という立場で少年部などの道場生を指導を行う時期でもあります。

茶帯で組手の弱い方は、皆無といってよいほど、見かけません。

特に若い茶帯は、メチャメチャ強いですから、スパーリングでは、胸を借りるというイメージでいきましょうね。

黒帯について

黒色はどんな色にも染まらない、『強い信念』をもって、稽古に励んでほしいという意味ですね。

空手家にとって黒帯は憧れであり、初段を取った後も、終わりではなく、生涯の修行の始まりという位置づけですから、ますます稽古しなければなりません。

黒帯には、金線が入っているのですが、「筋金入り」という意味で、黒帯を締めている空手家は、身体や精神が十分に鍛えられていて、超強いという意味ですよ。

まさに筋金入りです。

ノンコンタクト空手(伝統空手)系の帯色について

ノンコンタクト(伝統空手)では、4大流派(剛柔流、松濤館流、和道流、糸東流)が有名です。

剛柔流 和道流 松濤館流 糸東流
帯の色 帯の色 帯の色 帯の色
無級 白帯 無級 白帯 無級 白帯 10級 白帯
9級 白帯 8級 白帯 8級 白帯 9級 白帯
8級 白帯 7級 白帯 7級 白帯 8級 白帯
7級 白帯 6級 緑帯 6級 緑帯 7級 緑帯
6級 緑帯 5級 緑帯 5級 緑帯 6級 緑帯
5級 緑帯 4級 緑帯 4級 紫帯 5級 緑帯
4級 緑帯 3級 茶帯 3級 紫帯 4級 緑帯
3級 茶帯 2級 茶帯 2級 茶帯 3級 茶帯
2級 茶帯 1級 茶帯 1級 茶帯 2級 茶帯
1級 茶帯 初段 黒帯 初段 黒帯 1級 茶帯
初段 黒帯 初段 黒帯

伝統派空手は1流派多会派と言いまして、例えば、糸東流の中にもたくさんの会派があり、帯の色も級もそれぞれ違ったりするんです。

ですから、それぞれの会派が決めている部分がありますので、まとまっていない印象ですね。

それでは、次に帯色と組手の強さの関係についてお話ししますね。

帯色と組手の強さの関係

白帯が初心者なので空手に慣れていない状態で、黒帯が一番稽古を積んでいる状態ですから、かなり組手が強いです。

白帯<オレンジ帯<青帯<黄帯<緑帯<茶帯<黒帯 という順で強くなっていきます。

フルコンタクト空手の場合であれば、黒帯は雲の上のような存在です。

茶帯と黒帯でもかなりレベルが違いますよ。

帯下との試合は要注意!

たまにですが、実際にあった例ですが、5~6年くらい空手の稽古に参加しているが、仕事の理由で審査を受けない道場生がいたんです。(自営業でしたが、店の都合で審査が受けられない)

極真の場合で言えば、実力的には緑帯くらいなのに、オレンジ帯の道場生がいるんです。

ホントは組手が強いのに帯が低い人が少なからずいるので、合同練習のスパーリングや試合では、注意が必要ですね。

上記のような道場生と試合に当たると負けてしまいますよね。

帯下に負けるとメンタルがやられちゃうんですが、気にしないようにしましょう。

流派が違う人との組手

実際あった話ですが、私は新極真ですが、他流派の選手と試合をしたのですが、その人は黒帯でした。

他流派の黒帯なので、先輩なんかも、『関係ないよ。新極真の緑帯くらいだから、頑張れば勝てるよ!』と言われてましたが、試合になったら、半端なく強くてあっさり負けました。

まとめ

いかがだったでしょうか。

級と帯色の関係は各流派によって違いますし、意味合いも違うんですよね。

フルコンタクト系の流派は、1流派多会派というのがありませんおで、帯色と級が流派で区別されていますね。

しかしながら、伝統派空手は1流派多会派なので、同じ糸東流でも会派が違う道場の色帯と等級の識別が違ったりする場合があるんですよね。

帯と級はあくまで目安なのですが、油断はしてはいけないばあいもあります。

空手の稽古をするときは、黒帯になることが最初の目標で、そこからがスタートですので、頑張って稽古しましょう!

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